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お知らせ

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2024年2月

Zhangくんの論文がDevelopmentに掲載されました!(2月14日)Fluctuation of lysosomal protein degradation in neural stem cells of the postnatal mouse brain. 

Development (2024) 151 (4): dev202231. https://doi.org/10.1242/dev.202231

・小林がAMEDプロテオスタシス領域会議(2月7日秋葉原)学変Aタンパク質寿命班会議(2月11日)で口頭発表をしました。

・班会議(2月10−12日掛川)でZhangくんが口頭発表、Luくん、大西さん、木原くん、新田くんがポスター発表をしました。頑張りました。

2024年1月

・ZhangくんのLyMoの論文がDevelopmentにAcceptされました!Congratulations!! (1月17日)

・小林が第1回多細胞休止を研究する会で講演しました。(成体神経幹細胞における休眠制御)(1月16日沖縄)

2023年12月

・小林が第46回日本分子生物学会年会シンポジウム「神経機能におけるタンパク質/RNA恒常性の破綻 ~神経新生から神経病態まで~」で講演をしました。(脳内神経幹細胞におけるリソソーム活性の変動)(12月6日神戸ポートアイランド)

2023年11月

・小林が第96回日本生化学会大会シンポジウム「タンパク質寿命学の創出」で講演をしました。(脳内神経幹細胞のタンパク質分解活性の変動)(11月2日福岡国際会議場)https://www2.aeplan.co.jp/jbs2023/

・茨城県立緑岡高等学校の学生さんが研究室見学にきてくれました。(11月6日)

・​Deng Shenghuanさんがグループに参加しました​(11月6日〜)。welcome!

2023年10月

・​東京大学医科学研究所での研究をスタートしました!(10月1日)

・​小林が第64回日本先天代謝異常学会学術集会で特別講演をしました。(リソソームによる成体神経幹細胞の休眠制御)10月6日大阪国際会議場)http://jsimd64.umin.jp/

2023年9月

・​京都大学から東京大学医科学研究所(佐伯研)へ引っ越ししました。

https://www.ims.u-tokyo.ac.jp/imsut/jp/lab/basicmedicalsciences/page_00372.html

2023年8月

・​小林が第46回神経科学会大会の企画国際シンポジウム「老化脳の機能再生を目指す分子と場の理解」を名古屋市大の澤本先生と企画しtalkとchairをしました。(Lysosomal and proteostatic regulation in adult neural stem cells)(8月3日仙台) https://neuroscience2023.jnss.org/index.html

・​小林が学変(A)キックオフシンポで講演しました。(神経幹細胞におけるタンパク質寿命動態)(8月7日東大)
https://www.proteinlifetime.jp/wp-content/uploads/2023/07/20230807.pdf

2023年6月

・​Zhang Heくんが細胞生物学会でポスター発表をしました(Lysosomal activity fluctuation in NSCs in the brain)(6月30日奈良) https://synonis.com/jscb2023/session/detail/17/info/7161

・生命科学研究科のシンポジウムで小林が講演しました(6月22日)。成体脳の神経幹細胞におけるリソソーム機能 (Lysosomal function in adult neural stem cells)

https://www.lif.kyoto-u.ac.jp/j/event/cat1/symposium2023/
​・実験医学7月号リソソームと細胞老化の特集号に小林のreview「
神経幹細胞におけるリソソーム機能」が掲載されました。
https://www.yodosha.co.jp/jikkenigaku/book/9784758125697/

・SPIRITS報告書がwebに掲載されました

https://research.kyoto-u.ac.jp/spirits/s2020/jp2020_016/

https://research.kyoto-u.ac.jp/spirits/en2020/en2020_016/

2023年5月

​生命科学研究科のソフトボール大会@御所グラウンドに参加しました。

2023年4月

​・大学院生4人がグループに参加しました。修士課程の大西さん、木原君、新田君、博士課程のPeilinさんです。Welcome!
​・学術変革領域A「タンパク質寿命が制御するシン・バイオロジー」が東大の村田先生の総括で動き始めました。小林は「神経幹細胞におけるタンパク質寿命動態」で参加します​。グループ研究楽しみです。

2023年3月

​・小林が国際シンポジウム「International symposium on neural development and disease」で招待講演「Monitoring lysosomal protein degradation in neural stem cells of the brain」を行いました。(3月16日 京都大学芝蘭会館, Victor Borrellのピンチヒッター)https://www.neuraldd2023.com/
​・
高村さんが学部を卒業されました(3月24日)。振袖が素敵でした。

2023年1月

小林が九州大学生体防御医学研究所にて「成体神経幹細胞の休眠におけるプロテオスタシス制御」の招待講演を行いました。(1月26日 九州大学馬出キャンパス)

京都大学大学院生命科学研究科  高次科学専攻 小林グループ

東京大学 医科学研究所
​基礎医科学部門 タンパク質代謝制御分野

小林グループ

はじめに

1つの細胞である受精卵から生み出された私たちの体は、約210種類、計37兆個もの細胞で構成されています。体の中では、幹細胞が新しく細胞を作り、常に細胞を入れ替えて体の機能を維持しています。
 
近年、脳の中にも幹細胞(神経幹細胞)が一生涯に渡って存在し、神経細胞(ニューロン)を新しく作り出せることがわかってきました。
 
しかし、大人の脳の中の神経幹細胞のほとんどは眠っている(休眠)状態にあります。この眠っている神経幹細胞は、どのように脳の機能維持に関わっているのでしょうか?
 
私たちのグループでは、神経幹細胞の休眠制御のメカニズムに興味をもって現在、研究を進めています。

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研究内容

研究内容

体の中に存在する幹細胞は、組織内の適切な環境(ニッチ)に限局して存在しています。大人の脳組織に存在する成体神経幹細胞も、脳室周囲と海馬の歯状回に限局して存在し、細胞内や細胞外環境から様々な制御を受けています。

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私たちは、最近、細胞内の不要な物質を分解処理する細胞小器官である「リソソーム」が、神経幹細胞の「休眠」を制御していることを見出しました(Kobayashi et al (2019))。

「休眠」とは、増殖も分化もせずに幹細胞としての機能を停止している状態(細胞周期でのG0期)であり、長期間にわたる幹細胞の維持に必要だと考えられています。活性化されると機能を取り戻します。成体内の90%を超える神経幹細胞が、休眠状態にあると言われています。

「リソソーム」は、細胞内の不要な物質の分解処理を行うだけでなく、細胞内の栄養状態を感知し、細胞内のタンパク質や脂質の状態を整えたり、分泌により細胞外の環境を変えたり、様々な役割を持っています。

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私達は現在、神経幹細胞におけるリソソームの機能に着目をした解析と、物理学的な特性である固さ(弾性率:stiffness)による制御に着目した解析を行っています。
 

次の項目について、解析を進めています。

  1. 細胞外からの休眠シグナルとリソソームをつなぐ経路とその制御

  2. 細胞内で休眠状態を制御しているタンパク質恒常性等の制御

  3. リソソームを介した細胞外の微小環境制御

  4. 細胞外の力学的な特性による神経幹細胞制御


これらの研究成果から、脳機能の維持における神経幹細胞の休眠制御について、明らかにしていきます。

成体神経幹細胞など

最近研究成果

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Zhang, H., Ishii, K., Shibata, T., Ishii, S., Hirao, M., Lu, Z., Takamura, R., Kitano, S., Miyachi, H., Kageyama, R., Itakura, E. and *Kobayashi, T.
Fluctuation of lysosomal protein degradation in neural stem cells of postnatal mouse brain

bioRxiv(2023),  https://www.biorxiv.org/content/10.1101/2023.05.12.540513v1

Park, G., Shin, M., Lee, W. Hotta, A., Kobayashi, T. and *Kosodo, Y.

Direct visualization of the transition status during neural differentiation by dual-fluorescent reporter human pluripotent stem cells.             

Stem Cell Reports. 17, 1903-1913. (2022)

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC9481873/

Kaise, T., Fukui, M., Sueda, R., Piao, W., Yamada, M., Kobayashi, T., Imayoshi, I. and *Kageyama, R.

Functional rejuvenation of aged neural stem cells by Plagl2 and anti-Dyrk1a activity.

Genes Dev. 36, 23-37. (2022)

http://genesdev.cshlp.org/content/early/2021/12/14/gad.349000.121

Zhang, J., Uchiyama, J., Imami, K., Ishihama, Y., Kageyama, R. and *Kobayashi,T.

Novel roles of small extracellular vesicles in regulating the quiescence and proliferation of neural stem cells. 

Frontiers in Cell and Developmental Biology 9 | Article 762293 (2021)

https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fcell.2021.762293

*Kobayashi, T. and *Kageyama, R.

Lysosomes and signaling pathways for maintenance of quiescence in adult neural stem cells.

FEBS J. 288, 3082-3093. (2020) State‐of‐the‐Art Review

https://doi.org/10.1111/febs.15555

*Kobayashi, T., Piao, W., Takamura, T., Kori, H., Miyachi, H., Kitano, S., Iwamoto, Y., Yamada, M., Imayoshi, I., Shioda, S., Ballabio, A., and *Kageyama, R.

Enhanced lysosomal degradation maintains the quiescent state of neural stem cells.

Nat. Commun. 10, 5446. (2019)

https://doi.org/10.1038/s41467-019-13203-4

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小林 妙子

〒108-8639

東京都港区白金台4-6-1
東京大学医科学研究所 基礎医科学部門 タンパク質代謝制御分野
総合研究棟5F 5203
TEL:03-5449-5257(直通)

​*東京大学医学系研究科、薬学研究科の大学院生を受け入れています。

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